事務所だより

2013.07.31更新

 先日,寝ているときにベッドから転落して首を捻挫しました。いわゆる「ムチウチ」です。
(ちなみに
「ムチウチ」は,一時的に強い圧迫が加わったことにより陥る痛みのことで,不自然な体勢により,長時間圧迫を加えられたことによる「寝違え」とは異なります。)
 幸い,ケガをしてから2日間患部を冷やして安静にしていたところ,痛みは少しずつ和らいできました。首の可動域も元に戻りつつあります。
 ...このように書くと,大したことはなかったかのように思えますが,実際,ケガをしてから3日ほどは本当に辛かった!です。

 まず,首を少しでも動かすたびハンパじゃない痛みが走ったのですが,この痛みを何度も何度も体験させられました。
 人間,普段は意識していませんが,日常生活において,首を動かす機会は意外と多いのです
 まず,シャツを着ようとするときに,「イタイ!」
 次に,飲み物を飲むときに「ギャー!」 
 はたまた,人と話をして相づちを打つ度「ウゲー!」
 そして,何か別の動作に移る度に首が動いて「ウッ!」←これが特に多い!!

 このように,四六時中,痛みにもだえ苦しんでいました。

 また,このように首を動かす度に痛みを伴い,それにより日常の行動が大幅に制限されると,今度は心が弱くなってしまうのです。
 自分自身の行動に対する自信が失われるとともに,「この痛みは本当に消えるのだろうか...」との思いにさいなまれました。
 そして,この「いつ治るのか」「実はもう治らないのではないか」という不安が,痛みの辛さをさらに増幅させるのです。まさに,
心身ともに追い込まれるのですね。

 私は,これまで,交通事故の損害賠償請求事件の案件を何件も取り扱い,その中でも「むち打ち症」の被害者と数多く出会ってきました。そして,相談者から,その痛さ・辛さの体験談をお伺いするたび,自分でもそのしんどさを理解しているつもりでした。
 しかし,
本当の痛さ・辛さは体験してみないと分からないものです。私のように1週間で治癒しそうな「軽いムチウチ」でもかなり辛かったのに,半年間も通院を続け痛み・辛さと闘ってきたということになると,本当にキツい思いをしてきたことと思います。

 今回のけがは,「もっと被害者の気持ちに寄り添ったうえでその痛みをきっちりと評価してもらうべく,しっかり仕事をしなければならない」ということを再認識するよい機会になりました。そのような意味では,今回けがをした甲斐があった,けがをしてよかったと言えるのかもしれません。
...無論,
このような痛くて辛い思いは金輪際したくありませんが。

投稿者: 松本・板野法律事務所